foreign_lg 版 (精华区)
发信人: supernerd (clair de lune), 信区: foreign_lg
标 题: サルとクラゲ (猿と水母)
发信站: 听涛站 (2001年05月22日01:25:00 星期二), 站内信件
海辺(うみべ)の松の木の上で、サルがのんびりの昼寝(ひるね)をしていると、海の
中からクラゲが顔を出し、サルに声をかけていいました。
「おサルさん、おサルさん。竜宮城(りゅうぐうじょう)へ行ってみませんか」。
「ウーン、残念(ざんねん)だが、ぼくは泳(およ)げないんだ」。
「それなら心配(しんぱい)いりません。私があなたを背中(せなか)に乗せてご案内(あ
んない)しますよ」。
「そうか。だったら、ちょっと行ってみるか」。
というわけで、サルはいい気持 (きもち) になって、クラゲに乗り、海の中へと散
歩(さんぽ)に出掛(でか)けたのでした。
海の中ほどへ来たときのことです。
クラゲはうっかり、ほんとうのことをしゃべってしまいました。
「実はね、竜宮ではお姫(ひめ)さまがご病気(びょうき)で、何でもサルの生きた肝(き
も)を食べると治(なお)るらしいというんで、私が来たわけよ」。
「ナニッ!これはまずいな」と思ったサルは、機転(きてん)を利(き)かして言いまし
た。
「あれっ、しまった。肝の蔵(くら)を松の木の上に干(ほ)してきてしまった。これで
は、松の木の所まで戻らばなるまいな」。
クラゲは納得(なっとく)して、また、元の海辺へと戻ったのです。
そして、二度(にど)とサルは木から降りて来ませんでした。
サルがクラゲに「アカンベー」をしたのは、いうまでもありません。
作戦(さくせん)に失敗(しっぱい)したクラゲが一人ぼっちで竜宮へかえると、みん
なに袋だたきにされて、骨が砕(くだ)け散(ち)り、それ以来、クラゲには骨(ほね)が
一本もなくなってしまったということです。
注解◆
サル―猴子。
クラゲ(水母)―海蜇。
うっかり―一不留神。
機転(きてん)を利(き)かして―灵机一动。
砕(くだ)け散(ち)り―破碎、粉碎。
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Pas a pas , on va loin.
※ 来源:·听涛站 tingtao.dhs.org·[FROM: 匿名天使的家]
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