foreign_lg 版 (精华区)
发信人: supernerd (clair de lune), 信区: foreign_lg
标 题: ビールと日本人
发信站: 听涛站 (2001年05月22日01:30:09 星期二), 站内信件
現在、日本で販売(はんばい)されているビールの種類(しゅるい)は約三百種類である
。その中でアサヒは約三十五種類のビールを発売し、キリンは約四十五種類、サッポ
ロは約四十二種類、サントリーは約三十一種類である。もう一つ面白いことがある。
それは地ビールだった。地ビールの種類はかなり多くて、約百三十種類である。地域
(ちいき)によって特有(とくゆう)なビールが次々(つぎつぎ)に出ている。地ビールの
種類はさらに増え続けていると思う。
日本で初めてビールが飲めるようになったのは1859年(安政六年)以後、横浜(よこは
ま)と長崎(ながさき)と函館(はこだて)だけであった。その時のビールはすべてイギリ
スやドイツから輸入(ゆにゅう)されていた。国産(こくさん)ビールはまったくなかっ
た。その時、一番人気(にんき)があったのは赤い△マークをしていたイギリス製のバ
ス·エールであった。明治二年、コープランドという米国人(べいこくじん)が横浜で
スプリング·バーレー·ブルワリーというビールの醸造(じょうぞう)を開始(かいし)
した。そして1885年(明治十七年)スプリング·バーレー·ブルワリーというビール会
社が閉鎖(へいさ)され、「ジャパン·ブルワリー」として再建(さいけん)され、「キ
リンビール」の銘柄(めいがら)で現れた。1893年(明治二十五年)大阪麦酒株式会社は
「アサヒビール」を発売した。北海道開拓使(かいたくし)の官営事業(かんえいじぎょ
う)として札幌麦酒株式会社の「札幌ビール」も開発(かいはつ)された。国産ビールの
時代に入った。
テレビでは一人暮らしの女の子が家へ帰ってから、冷蔵庫(れいぞうこ)からビール
を取り出して、飲み始めるというのはよくあるシーンだ。女性がビールを飲み始めた
のは昭和恐慌(しょうわきょうこう)と呼ばれた時代である。男が家でビールを飲むよ
うになり、女性が相伴(しょうばん)しながらビール党(とう)になっていった。その女
性のビール党が増加(ぞうか)したのが高度成長期(こうどせいちょうき)であった。収
入(しゅうにゅう)の増加、冷蔵庫の普及(ふきゅう)、日常生活(にちじょうせいかつ)
の近代化(きんだいか)、こうしてビールが家庭(かてい)に浸透(しんとう)し始めてい
た。戦後(せんご)十年経った昭和三十一年、「飲んでも良いか、飲まないほうが良い
か」の質問(しつもん)に全国平均で50%以上の女性が「飲んでも良い」と答えている
。都会(とかい)の女性は70%が飲酒賛成派(いんしゅさんせいは)であった。女性の飲
酒賛成派も多くなった。これは社会の古い規制(きせい)が消滅(しょうめつ)したこと
を意味(いみ)する。
日本のサラリーマンは仕事が終わってから、家へ帰らずに同僚(どうりょう)や上司
(じょうし)と一緒に酒を飲みにいく。酔わないと家へ帰らない。その目的(もくてき)
はほとんど将来(しょうらい)の昇進(しょうしん)を考えるからであるという。妻も早
く帰宅(きたく)する主人(しゅじん)は出世(しゅっせ)できないと思っているようだ。
このような状況では早く帰宅したい主人も帰宅したくなくなるのではないだろうか。
「ビール」と「出世」、この二つの要素(ようそ)から日本特有のサラリーマン文化(ぶ
んか)が創られている。
サラリーマンの飲酒文化は1910年から始まったと言える。その時代には都市化(とし
か)に伴ってサラリーマン社会が成立(せいりつ)している。ビール党という言葉はその
時の特徴(とくちょう)であった。サラリーマン層を中心とする都市特有の娯楽(ごらく
)はダンスホール、カフエー、ビアホール、喫茶店(きっさてん)であった。ビール産業
(さんぎょう)は活発化(かっぱつか)していく。現在、日本の街(まち)を歩くと必ず目
に入るはタバコとビールだと思う。自動販売機(じどうはんばいき)が至る所に存在(そ
んざい)している。ポスターもあちこちに貼ってある。人気のある俳優(はいゆう)もビ
ールのコマーシャルに良く出てくる。こんな誘惑的(ゆうわくてき)な環境中(かんきょ
うちゅう)では飲みたくない人も飲みたくなってしまうと思う。法律(ほうりつ)には二
十歳になってから飲酒が認められているが、未成年(みせいねん)の人たちが自動販売
機で簡単(かんたん)にビールが買えるのは事実(じじつ)である。酒屋(さけや)ではビ
ールを買う時、未成年で拒否(きょひ)されることは少ないであろう。これは日本特有
なものらしい。アメリカ、オーストラリアでもビールの自動販売機は絶対(ぜったい)
に見られない。自動販売機は便利だけど、未成年者の飲酒は間接的(かんせつてき)に
認められている。そして、コマーシャルの中で一番多いのはビールの広告(こうこく」
ではないだろうか。コマーシャルの影響(えいきょう)でビールを飲む人は少なくない
であろう。
ビールを抜きにして日本の飲酒文化は考えられないであろう。世界中、探してもビ
ールをこんなに好きなのは日本人だけと思う。そして、日本の経済におけるビールの
役割(やくわり)もとても重要(じゅうよう)なことの一つである。昭和七年、「義務(ぎ
む)として一杯の酒」を飲むという「愛酒興国」(あいしゅこうごく)の提案(ていあん
)も出てきた。とても面白いと思う。
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Pas a pas , on va loin.
※ 来源:·听涛站 tingtao.dhs.org·[FROM: 匿名天使的家]
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