foreign_lg 版 (精华区)

发信人: supernerd (clair de lune), 信区: foreign_lg
标  题: 「あいさつ」とは何か？
发信站: 听涛站 (2001年05月22日01:34:10 星期二), 站内信件

日本中の学校(がっこう)で、『オアシス』運動(うんどう)が行われている。『オ』は
『おはよう』、『ア』は『ありがとう』、『シ』は『しつれいします』、『ス』は『
すみません』とするのが一般的(いっぱんてき)で、何かとぎすぎすしがちな人間関係
(にんげんかんけい)を、あいさつによって砂漠(さばく)の中のオアシスのように潤(う
るお)そうということに狙(ねら)いがある。実際(じっさい)、言葉(ことば)のまったく
分からない外国(がいこく)に行って、心ならずも人にぶつかったとき、相手(あいて)
が何か一言(ひとこと)言ったとしても、『気をつけろ』と言ったのか、『すみません
』と言ったのか、言葉では分からない。落ち着いていれば表情(ひょうじょう)や語調
(ごちょう)で見当(みあた)りはつくのだろうが、こういう時には動転(どうてん)しや
すいので、逆(ぎゃく)の意味(いみ)にとりかねない。確かにあいさつは大事(だいじ)
であり、よく言われるように、人間関係の潤滑油(じゅんかつゆ)ともなる。
　『あいさつ』は漢字(かんじ)では、『挨拶』と書く。『挨』も『拶』も常用漢字(じ
ょうようかんじ)には含まれていないので、普通(ふつう)カナで書かれるが、あまりに
も日常的(にちじょう)な言葉なので、漢字で書けなくても読める人は多い。しかし、
『挨拶』という漢語(かんご)を構成(こうせい)する『挨』も『拶』も、『押す』とか
、『むりやり進む』という意味なので、『挨拶』という言葉の意味も、もとは今とは
正反対(せいはんたい)のものだった。
　現代日本語のあいさつ言葉には、関西(かんさい)起源(きげん)と思われるものが多
い。明治以降(めいじいご)、江戸(えど)は東京(とうきょう)と名を改(あらた)め、全
国(ぜんこく)から人が集まるようになったが、やはり圧倒的(あっとうてき)に関東(か
んとう)近県(きんけん)からの移住者(いじゅうしゃ)が多かった。その中で、関東以外
(いがい)で最も多かったのは、京都(きょうと)からの移住者であり、皇室(こうしつ)
の東遷(とうせん)と関係(かんけい)があるようである。いわゆる標準語(ひょうじゅん
ご)は、『教養(きょうよう)のある山の手の江戸の人の言葉』をもとにして作られたの
だが、標準語に取り入れられた「美しゅうございます」のような表現(ひょうげん)は
、本来なら『美しく』のように『く』で終わるべき形容詞(けいようし)の連用形(れん
ようけい)が『う』に変わる『ウ音便』のだから、明らかに西日本起源である。『おは
よう』、『おめでとう』、『ありがとう』もこれと同様(どうよう)である。いずれも
、本来(ほんらい)は下に「ございます」をつける。
　『めでたい』が『たたえたい』、『ありがたい』が『めったにない』から来ている
ことはすぐ分かるが、人におごられた時『ありがとう』というのには、『お前のよう
なけちがそんなことするなんて』というひねくれた解釈(かいしゃく)も可能(かのう)
である。
◆ 注解◆
ぎすぎすしがち―好似板着面孔。
オアシスのように―好象沙漠中的绿洲。
心ならず―不小心。
見当(みあた)り―找到、看到。
関西(かんさい)―指日本的大阪、京都、神户地区。
関東(かんとう)―指日本的东京都、千叶县、茨城县、神奈川县、埼玉县、群馬县、栃
木县地方。
山の手―指旧东京市内的高岗地区。
ひねくれた―歪曲、歪理。

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Pas a pas , on va loin.
※ 来源:·听涛站 tingtao.dhs.org·[FROM: 匿名天使的家]